2009年9月11日の初号機打ち上げから2020年8月20日9号機の大気圏再突入まで、宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」は全機成功という、米ロの補給船でも成しえなかった偉業を達成。日本の技術力を世界に示し、宇宙大国の仲間入りを果たした。 実は、この成功は「石にかじりつくようにして」達成したもの。JAXA、メーカーのエンジニアらが垣根を超えてチームジャパンとして成しえた成果である。今だからこそ語れるあの時の苦難、葛藤、そして喜びとは。 9月末、JAXA、三菱重工、三菱電機のエンジニア6人が過去から未来まで語り合いました。4回にわけて紹介します。
