韓国を訪問中の中国の習近平国家主席は4日、ソウル大学で講演し、戦時中の歴史問題を取り上げ、韓国と足並みをそろえて日本への圧力をかけていきたい思惑をうかがわせました。 3日から韓国を訪問している習近平国家主席は4日午前、ソウル大学で講演しました。 この中で、習主席は北朝鮮の核問題について触れ、「私たちは韓国と北朝鮮の関係を改善し、対話を通じて朝鮮半島問題を解決することを望む」と述べました。 また習主席は「日本の軍国主義は中韓両国に対して野蛮な侵略戦争を発動し、朝鮮半島を併合し、中国の国土を占領した」と述べ、戦時中の歴史について言及しました。 そのうえで、「中韓両国の人々は塗炭の苦しみをなめ、国土を破壊され、抗日戦争のなかで生死を共にした」と述べ、共に戦時中の日本の被害者であることを強調しました。 3日のパク・クネ大統領との首脳会談では、日本の歴史認識を巡る問題については記者会見や共同声明では