他の企業に先駆けて、フレキシブルな働き方を追求し続けているP&G。同社では、2012年に「フレックス・アット・ワーク」(Flex at work)というコンセプトを打ち出し、時間や場所を柔軟に調整できる勤務制度を導入している。「超フレックス」ともいえる働き方の仕組みはどのように出来上がったのか。ヒューマンリソーシズ 人材開発 兼 ダイバーシティ&インクルージョン シニアマネージャー 山本真一郎さんに話を聞いた。 場所も時間も組み合わせ自由な働き方 P&Gでは2012年、勤務制度に関して「フレックス・アット・ワーク」(Flex at work)というコンセプトを掲げた。これはある特定の制度を指す言葉ではなく、さまざまな働き方を可能にする同社の理念だという。 「当社がフレックス・アット・ワークというコンセプトを導入したのは2012年ですが、その前から在宅勤務や時短勤務は認められており、比較的柔