任期満了に伴う京都府舞鶴市長選は5日に投開票され、無所属新人で元市議の鴨田秋津氏(41)=維新府総支部推薦=が、無所属現職の多々見良三氏(72)=自民、公明推薦=ら3人を破って初当選を決めた。維新系の首長が誕生するのは京都府内で初めて。 投票率は50・70%で前回を9・55ポイント上回った。過去最多に並ぶ4人が立候補し、市民の関心が高まったとみられる。 鴨田氏は市長報酬の3割カットや退職金の受け取り辞退を表明し、小中学校の給食費無償化など次世代投資を公約に掲げた。前市議会議長が不祥事で辞職した問題を受け、政治不信の解消も強く打ち出した。選挙戦では維新の国会議員や地方議員の支援を受けたほか、有力な企業経営者らのバックアップで支持を拡大した。 維新の党本部によると、党か都道府県総支部の単独推薦候補が市町村長選で当選したのは、本拠地の大阪府以外で初めてという。 多々見氏は国や京都府と連携したイン
