政府の環境エネルギー会議が「革新的エネルギー・環境戦略」http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120914/20120914_1.pdfを決定し、その中で「2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」と宣言したことは、この7月のFIT(自然エネルギーによる電力の全量・固定価格買取制度)のスタート、政府が国民へ「エネルギー選択肢」を提示して意見聴取したことと並ぶ、画期的なできごとである。文面を読むと、非常に首尾一貫し、また格調高い内容ですばらしいと思った。これまで長く原発を止める運動をされてきた皆さんの粘り強い努力が実ったものと思う。ここまで努力されたすべての皆さんに心から感謝したい。 報道では「矛盾だらけ」との評価もあるが、私はそう思わない。再処理の継続が謳われているが、これは、青森県を最終処分場にしないという文脈