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ブックマーク / www.ebook2forum.com (2)

  • 書物における明治二十年問題/橋口侯之介

    この貴重な論考は、ポスト・グーテンベルクを考える新しい企画の出発点として、著者の橋口侯之介氏に転載を快諾いただいた。千年の歴史を持ち、近世に繁栄を極めた和のエコシステムはこの年を境に壊滅に向かい、金属活字印刷による近代出版業に道を譲った。その「近代」の象徴さえもデジタルによって相対化されようとしている現在、ひとつの文明の終わりを画した「明治二十年」の意味は、いまこそ振り返るべきだろう。そこで何が起き、何が失われたのか、ポスト・グーテンベルク問題との接点は何か? まずは予断をもたずにご一読いただきたい。(編集子解題) 中世の職人から近世の商人へ 中世以前から、を製作し、売買する職業があったことを縷々述べてきた。 そこに経師(きょうじ) の果たす役割が大きかったことも指摘してきた。を出す主体が寺院であっても、その周辺にいた細工人である経師が実際の製作から売買する商人的仕事もこなしてきたの

    myogab
    myogab 2012/09/02
    明治の激動でも、半数切るのに20年かかったんだ。総需要の変化はどうだったんだろう?割合が減っても供給量は落ちてない期間とか有ったのかな?幕末に先んじて需要が落ちてるのが面白い。
  • E-Book再考(6):出版社は何のためにあるのか

    ××は何のためにあるか、などという懐疑は、余裕のある時でもないと考えない。まして自分の仕事に直接関係する場合には、忘れていたいテーマだ。多くの人がそうしているし、他人に言われたら怒り出しても不思議ではない。しかしいま、「出版社」は何のためにあるのかという議論は、E-Bookが市場の2割を越えた国ではますます活発になっている。もちろん余裕があるわけではない。自主出版こそ出版の来の姿であるとすれば、出版社は出版にどう関わればいいのか。 タイタニックからインターネットの海へ 歴史的にみても、出版はそれに関わる人々にとってつねに一大プロジェクトだった。出版社が屋だった江戸時代の出版活動を描いた『江戸の屋とづくり』(橋口候之介著、平凡社)を読むと、現代の物価に換算して、やはり数百万円ものコストがかかるプロジェクトを支えるサプライ・チェーンをめぐる知恵と苦労がよくわかる。リスクを誰が取るか、ど

    myogab
    myogab 2012/02/04
    私が考えてるのは、出版社は、推敲と検証の機関になるべきだと。個人のブログでは成し得ない責任を担う事だ。ある意味、報道に近づく事かもしれない。殿様商売で著者に丸投げ責任転嫁してきたコストを引き受ける事だ
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