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文学とblogに関するmyrielのブックマーク (2)

  • 男女逆転メロス/女同士の友情の不在について - 緑色の灯火 

    今日は太宰治の生誕100年。さまざまなメディアで太宰が取り上げられていますね。 太宰といえば『人間失格』ですが、しかし人間失格を実際に読んだことがある、というひとは案外少ないのではないでしょうか。むしろ、ほとんどの国語の教科書に載っている『走れメロス』のほうが多くのひとに読まれている。かく言う僕も教科書で初めてメロスを読んだクチ。 『メロス』と言えば「熱い友情」の物語、というイメージが強いですよね。しかしメロスを友情の素晴らしさ描いた物語、として読むのは実はちゃんと読むとかなりおかしいのですが、まあそれは今は置いておきます。 さて、「男同士の友情」ってホメロス『イーリアス』の昔から今日のジャンプマンガ(友情・努力・勝利)にいたるまで、物語上の主要なモチーフのひとつであり続けたわけですが、しかし「女同士の友情」ってなかなか表象にならないよね〜、という話をゼミの先生としていました。ここでいう「

    男女逆転メロス/女同士の友情の不在について - 緑色の灯火 
    myriel
    myriel 2009/06/20
    「メロス」が女同士でないのはなぜ? 文学の表象の中に「女同士の友情」はあまり積極的に描かれていない、という指摘。作者の性別はどう関係してくるのだろう。
  • ★Don DeLillo, _Cosmopolis_ - THINGS BEGIN

    2003年発行の、ドン・デリーロの今のところ最新作(のはず)。 舞台は2000年、アメリカの大都会。ハイテク機器を駆使する28歳のエリートアナリスト・Eric Packerが、リムジンを乗り回したり女と寝たり円高を心配したりしながら髪を切りに行こうとするお話(?)。表紙裏の宣伝文句がGQでの書評の引用だったりして、21世紀版American Psychoといったところでしょうか。 ピンチョン・パワーズらと同様デリーロの昔からのテーマとして、世界がテキスト化している、それを読み解くコードが鍵となる、というのがこの小説のテーマでもあります。基的にはBaudrillardのシミュラークル・ハイパーリアル概念(①記号が現実を指すことをやめ、記号自体で完結した交換体系を作り、②続いて現実がその記号を模倣する)を小説化したもので、そうまとめるとこの小説に限らずデリーロは昔から同じ小説をひたすら書いて

    ★Don DeLillo, _Cosmopolis_ - THINGS BEGIN
    myriel
    myriel 2006/03/01
    今まで焦点を当てられることのなかったものに、「目を配っているよ」というそぶりをしてみせることに内在する差別性。
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