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ブックマーク / saebou.hatenablog.com (5)

  • 佐藤由美子さんの「日本語版ウィキペディアで「歴史修正主義」が広がる理由と解決策」について - Commentarius Saevus

    ここ数日よく読まれているらしい、佐藤由美子さんの「日語版ウィキペディアで「歴史修正主義」が広がる理由と解決策」というエントリを読みました。こちらは月末の学会で発表するための準備のようなものだということです。 yumikosato.com こちらについて、日語版ウィキペディアに歴史修正主義がはびこっているとか、間違いだらけだということについては私もとくに異論はないのですが(間違いだらけで信用できないということは私もメディアに出るたびに言っているし、できるところは対処してます)、いくつかけっこう大きな事実誤認や、ウィキペディアの手続きに関する理解不足と思われるところがあります。ブログのコメント欄に書いて指摘したのですが、スパムフィルタか何かに引っかかったのか反映されていません。学会で発表するということであればウィキペディアじたいの仕組みについて誤解があるままだとあまり良くないだろうと思うの

    佐藤由美子さんの「日本語版ウィキペディアで「歴史修正主義」が広がる理由と解決策」について - Commentarius Saevus
  • 来学期から東京大学非常勤を辞めることになりました - Commentarius Saevus

    今年で東大駒場の非常勤講師を辞め、1年間実施した英日翻訳ウィキペディアン養成セミナーは来年から務校の武蔵大学に移すことになったのですが、この辞職とクラス移動の経緯について皆さん興味があるらしいので、学生に迷惑がかかるなどの差し支えが無い範囲で簡単に説明しようと思います。めちゃめちゃ長いので、イントロのあと3つの節に分かれています。 ・イントロ まず、私は2013年に留学を終えて日に帰ってきてからずっと東大駒場で英語の非常勤をしており、最初の二年は英語一列、今年は実験的な科目としてウィキペディアン養成セミナーをやっていました。学部から博士の一年まで東大駒場に所属していたので、英語一列には院生の時からTAとして関わっていました。去年からは武蔵大学に専任講師として就職したので非常勤先は辞めても良かったのですが、図書館とデータベースが使えること(これは研究者にとっては大変大事で、給料なんかより

    来学期から東京大学非常勤を辞めることになりました - Commentarius Saevus
    myrmecoleon
    myrmecoleon 2015/12/24
    東大の非常勤講師事情がよく分かる。
  • ロンドンから図書館に関する大阪府政に怒りを露わにす - Commentarius Saevus

    ここのところロンドンについてばかり書いていたのだが、日のニュースで久しぶりに激怒したくなるものがあった。 図書館相談 まるでクイズ…「大阪府民やり過ぎ」知事苦言 某大阪府知事が大阪府立図書館のレファレンス事例に文句をつけているという話なのだが、この文句がどう見てもバカすぎる…こいつ図書館とか全然使ったことないもないし、たぶん興味もないであろうことがバレバレである(いろいろいろなものを閉鎖したがっている人にふさわしい文句である)。 問題は、大阪府知事もこの新聞記事も、「事実の調査」は図書館仕事ではないと誤認しているらしいことである。記事には「要望に応じて関連蔵書を紹介することは、図書館法に基づく業務の一環だが(中略)直接答えを求める相談も多かったという」とか書いてあって、まるで事実の調査は図書館来の業務じゃないみたいな言い方をしているが、これは大きな間違いである。 レファレンス事項に

    ロンドンから図書館に関する大阪府政に怒りを露わにす - Commentarius Saevus
    myrmecoleon
    myrmecoleon 2009/09/28
    知事の意図が見えないんだよね。市町村立が自力で賄えないから府立に丸投げなら分かるが,府立のレファレンスサービスを廃止・縮小するというのは「府民は賢くなるな」というメッセージにしか思えない。
  • Truthiness vs. Fact(2)ウィキアリティを事実に近づけるために - Commentarius Saevus

    えーっ、昨日と一昨日の続きってことで、今日は図書館のレファレンスサービスというものの根底にある理想について私の勝手な妄想を書こうと思う。 それで、まずは『図書館戦争』風に、「図書館の自由に関する宣言」をちょっと引用してみようと思う。 2. すべての国民は、いつでもその必要とする資料を入手し利用する権利を有する。この権利を社会的に保障することは、すなわち知る自由を保障することである。図書館は、まさにこのことに責任を負う機関である。 3. 図書館は、権力の介入または社会的圧力に左右されることなく、自らの責任にもとづき、図書館間の相互協力をふくむ図書館の総力をあげて、収集した資料と整備された施設を国民の利用に供するものである。 4. わが国においては、図書館が国民の知る自由を保障するのではなく、国民に対する「思想善導」の機関として、国民の知る自由を妨げる役割さえ果たした歴史的事実があることを忘れ

    myrmecoleon
    myrmecoleon 2009/09/28
    「ウィキアリティに対抗して事実を提供してくれるところとしてあるべき」/Wikipediaや人力検索で資料に基づく根拠ある言及をしている人は,多かれ少なかれ図書館の世話になってるのよ。図書館の関与は見辛いね。
  • Truthiness vs. Fact(1)図書館における「事実の調査」について - Commentarius Saevus

    昨日のエントリが思いの外賛否両論を呼んでしまったので、今日はちょっと昨日頭に血が上っていて(「いつも頭に血が上ってるだろう」という指摘は受け付けませんぞ)書ききれなかったことを補足的に書こうと思う。前半は私が学部時代に学んだことに基づく地に足のついた経験談、後半は私の妄想になる予定である(?!)。 で、まず書いておいたほうが良さそうなことは、私はプロの司書ではないので、当は職のレファレンス司書さんにもっと専門的な知識に基づいたエントリをアップしてほしいなと思っているということである。私は学部時代に図書館情報学を勉強してたけど結局司書として就職するのはあきらめたし(すんごく就職がないんだよな…しかも地方自治体だと図書館以外の部署にとばされることがあるらしいし)、実務経験もTAとして駒場博物館図書室の運営に三年くらい携わっていたのと、英語のTAとして大学一年生にレファレンスを教えていたくら

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