本を借りると図書カードがもらえる−。こんなキャンペーンを今月から佐賀県の公立図書館や図書室が連携して始めた。本を30冊借りると抽選で最高3000円の図書カードがもらえる。日本図書館協会(東京)によると、こうした試みは全国初という。 県内のすべての公立図書館・図書室で来年2月末までに借りた本が対象。10月と3月に抽選し、3000円分の図書カードが40人に、1000円分のカードが200人に当たる。 県社会教育・文化財課によると、図書館の利用者数や貸出冊数はここ数年、ともに減少傾向にある。読みたい本を他の図書館から取り寄せることができるサービスの実施などで利用促進を図っているが認知度はいまひとつ。キャンペーンはこれらの取り組みをPRする目的で企画された。 同課は「便利になった図書館を知ってもらうきっかけにしたい」としている。