10の分校にまたがるカリフォルニア大学システム(UCシステム)は、2018年6月、学術雑誌の価格交渉方針に関する行動計画(Call for Action)を発表しました。ゴールを一言で表現すると、学術情報流通のコスト負担を、学術雑誌の購読料ではなく、オープンな学術の発信(open dissemination)を負担する方向に向けて、転換を図るというものです。 学術情報流通については、学術雑誌の価格高騰問題と、真にオープンな学術コミュニケーションの仕組みの達成という、2つの課題を同時に解決する必要がありました。 ○ 大学が維持可能なレベルにまでコストを削減するという、緊急的なニーズ ○ 研究の輩出と発信を、可能なかぎりOAに転換したいという要求(デジタルネットワークの力を梃子にしながら、研究成果のベネフィットを加速し、学術研究の成果をより信頼可能とし、よりよい社会の実現のために研究成果をより
![カリフォルニア大学、学術雑誌の価格交渉方針の転換に関する行動計画を発表|学術情報流通|国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/62b7a8c12caa043b06f37c7646505825d5ff340a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Frcos.nii.ac.jp%2Fitem%2Fimg%2Fog.png)