天地創造の大仕事を終了した神様は、 湧き出る泉で地を潤し、草木も青々と地を覆っていました。 さて、管理人が必要だなと、思われた神様は 土の塵で人を造られました。 神様は御自分に似せて人を造られ、 その出来栄えに大満足。 そうしてエデンの園に住まわせました。 そこは楽園、働かなくても生活に困ることはありません。 『善悪を知る木』と『命の木』が園のシンボルツリーです。 『おまえは自由だよ。 だたし、シンボルツリーの木の実だけは食べてはいけない』 神様は人を信頼したのでしょう。 口約束だけで、その木の周りには柵もなければ立て札も立てませんでした。 神様は、お見合いをかねて 生き物に名前を付けるという仕事を、人に与えます。 でもその中には人の心をとらえる生き物はいませんでした。 そこで神様は、最後の創造をして人に見せます。 『我が骨の骨、肉の肉・・・』 一目ぼれです。 なんせ、自分のあばら骨から創