我々日本人は世界的に見て、まだまだオンラインゲームを遊ぶ人間の中で、マイノリティだ。 必然的に、海外の人々と一緒に遊ぶことを余儀なくされるし、少なくとも、我が物顔で母語の中国語やタイ語でチャット欄を占領することは、まずもってない。 肩を寄せあい、小声で「hi」とか「gj」とか「brb」とか、典型的なスラングを使っては、外国人同士の本格的な会話になるとつい萎縮してしまう、悲しい流浪の民なのだ。 (日本人の英語はぎこちなさの中に、妙な律儀さがある) では何故、我々はタイ人や中国人、韓国人のように、ゲーム内で自国の言葉で話せないのだろうか?別に英語以外はマナー違反というはずはない。『MGSV』ではないが、人は国語に住むというじゃないか。 しかし、恐らく日本語がチャット欄を占領する日は、もう訪れないと思う。 というのも、迅速なコミュニケーションが必要なオンラインゲームにおいて、日本語で会話しようと