『失敗は成功の母』と言われるように、成功への道のりには失敗はつきものです。求める成果が大きければ大きいほど、失敗する確率は上がっていくものです。つまり、大きな成功の先にある「栄光」を手にするに至ったアスリートたちは、それ以上に多くの失敗を積み重ね、そのことに苦しみ、そしてそれを乗り越えてきたのでしょう。 そこで今回は、そんなアスリートたちの言葉から学ぶ、苦しみや失敗との向き合い方をご紹介します。 澤穂希 「苦しい思いをすると、同時にもっとやれる自分が見えてくる」 つい先日、惜しまれながらも引退を発表した澤選手。ワールドカップ優勝という偉業を成し遂げた女子サッカー日本代表「なでしこJAPAN」の、当時のキャプテンです。男女を通じた日本サッカー界において、もっとも多くの栄光を手にした方ではないでしょうか。 澤選手は、小学校のときは年上の男子の中で試合に出場し、中学校に入ると強豪サッカークラブの