前回の入門編では『動作の実用性5つの要素』に着目しつつ、まずは直感で観ていくことをお薦めしました。 今回はそこから一歩踏み込んで、より分析的に観察する方法を述べていきます。 分析すると言うと面倒に思えますが、着眼点を絞って観察すれば決して難しくはありません。 何事も最初はシンプルに考えるようにしましょう。 《スポンサーリンク》 1.はじめに…歩行周期について 2.歩行周期のどの段階で異常が現れるか? 1)立脚前期(初期接地~荷重応答期)の問題 2)遊脚相の問題 3.分析的に観るための基礎知識 1)筋活動 2)骨盤の動き 3)重心移動 4.観察条件を変えてみよう 5.さいごに…正常動作を観察しよう 1.はじめに…歩行周期について 理解しやすくするため、今回も歩行を例として解説していきます。 予備知識として、まずは歩行周期について確認しておきましょう。 歩行周期は、足が地面に接地している立脚相