海賊というのは不思議な存在だ。 「賊」なのだから悪なのだけれど、必ずしもそうとは言えないところがあって、大人気漫画ワンピースのモチーフにもなっているのだけれど、海賊について考える時「正義」とは何かという点について深く考えさせられることになる。 世界史において、海賊でありながら国家の命運をかけた提督にまでなった人物が何人かいる。 その端緒となったのが16世紀に活躍した大海賊バルバロス・ハイレッディンという海賊だ。 彼は海賊でありながらイスラム世界最盛期の王スレイマン1世のもとでオスマン帝国総司令官にまで昇りつめた男で、歴史を変える一戦に参加し世界史に名を刻んだ人物だと言える。 日本での知名度はまるでないが、世界史の中でも重要な役割を果たした海賊バルバロス・ハイレッディンについてくわしく見て行こう。 海賊バルバロッサ ハイレッディンは15世紀の後半、トルコ系ムスリム商人の4男としてこの世に生を
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