世界史上の出来事が中学校の歴史に乗ることはあまりないが、その数少ない例外がチャールズ一世の時代に起きた清教徒革命であろう。 今回はピューリタン革命で処刑されてしまったチャールズ一世の生涯について見て行きたいと思う。 父とは真逆の息子 チャールズ一世はステュアート朝イギリスの初代国王ジェームズ一世の子供として1600年に生まれた。 www.myworldhistoryblog.com チャールズには兄がおり、本来はそちらが皇太子であったのだが、1612年に兄が天然痘で亡くなると自身が次期国王となることが確定した。 チャールズは何かにつけ父の期待に応えていたできの良い兄にコンプレックスを抱いていたらしく、そのことも含めて父に反発していたという。チャールズが生まれつき吃音であることも関係していたかも知れない。 1625年、父の死去に伴いイングランド・スコットランド・アイルランド王チャールズ一世と