(CNN)米航空宇宙局(NASA)は5日、国際宇宙ステーション(ISS)のごく近くに宇宙ゴミが接近していたことを明らかにした。 この宇宙ゴミは、中国が2007年に自国人工衛星を撃墜した際に発生した破片の一部。NASAは、破片が接近しているのを発見し、ISS滞在中の宇宙飛行士に対し、万が一の場合に備えてロシアのソユーズ宇宙船への緊急避難計画を立てるよう命じた。しかし、軌道計算の結果、破片はISSのごく近くを通過するものの避難の必要はないことが分かり、警報解除信号を出したという。破片はISSから6.07キロの距離にまで接近した。 現在のISS長期滞在乗組員は、C・コールマン宇宙飛行士(NASA)、ドミトリー・コンドラチェフ宇宙飛行士(ロシア)、パオロ・ネスポリ宇宙飛行士(欧州宇宙機関)の3人。