[北京 21日 ロイター] 中国政府は、同国東部の浙江省金華市で毎年10月に行われる伝統行事「犬肉祭り」の開催を禁止した。犬を殺して食肉にする同行事は約600年続いていたが、残酷だとの批判を受けて中止になった。新華社が21日報じた。 新華社によると、「祭りは1980年代に近代的なものに変わったが、犬肉を食べるのは伝統として残っていた」。また数年前からは、犬の肉が新鮮かつ安全であることを示すため、公衆の面前で犬を解体することも行われていたという。 新華社は、祭りの画像が人気短文投稿サイトに出回ったことが、政府による中止命令につながったと指摘。インターネット上に掲載された「政府の素早い対応は奨励されるべきだ。現地でも犬を食べる習慣はもうない。あれは祭りではなく、虐殺だ」とのコメントを取り上げている。