現在、私たちにとって、プログラミングというのは「変数に値を代入して更新していく」モデルが常に頭の中にあるように思う。これは、物理的な計算機がそういう風にできている以上、しかたが無いことかもしれないが、一番最初に学ぶプログラミング言語の影響が強いようにも思える。CとかRubyとか、私だとVB6とか、ね。計算機というものを、ものすごく原始的な感覚では、テープがあってそのテープの内容を更新していくことで計算を行う、チューリングマシンだと思っているわけ。 しかし、チューリングマシンと等価な計算モデルというのは、いくつかある。ラムダ計算とか、帰納関数とか。そこで気になるのは、もしも計算機の感覚的な理解がラムダ計算な人がいたら、その人にはどういう風に世界が見えるのだろう、ということ。その人が、将来代入や配列を知ったとき、どう思うのか、ということ。 ある程度賢くて、ある程度込み入った概念を理解できる程度