ただのぼやきなんだけど、ネット端末としてのパソコンは玄関に置きたくなった。今回のエントリで言いたいこと、これだけ。 昔、電話ってのは玄関にあった。玄関の下駄箱の脇にやたらに背の高い電話専用の台があって、そこに電話ってのは置かれていた。どかーん、て。音もジリリリリンと、目覚まし時計に負けないくらい派手だった。 時が経ち、電話は居間に移動した。畳の床に転がり始めた。音はジリリリくらいになって、その内、プルルルルになってしまった。こうして電話するのに寒い廊下に立つ必要はなくなった。 はるか昔、電話が居間にある頃の日本に暮らしていた私は、ハリウッド映画でベッドの脇に電話があるのに違和感を感じたものだった。そう、確かに私は、胸毛モジャモジャの西欧人が午前四時に電話で叩き起こされて「ヘイ、ジョージ。一体いま何時だと思って……え?! 何だって?!」とか言ってるのみて馬鹿じゃなかろうかと感じていた。電話は