先日、「神楽坂の猫を撮ろう」という街歩き&猫撮影の小さなイベントが開催されたのである。 東京都新宿区に「神楽坂」(かぐらざか)という古くから適度に賑わってる坂道がある。江戸時代からある古い坂道で、大正時代には花街として賑わい、山の手銀座とも呼ばれた場所だ。 坂道に沿って古い商店が並び、神楽坂から少し脇に逸れると、石畳の古くて狭い路地や、曲がりくねった坂を下りる階段、花街の名残である稲荷、昔ながらの銭湯など歴史を感じさせるアレコレが顔を出し、坂を登り切ると室町時代までさかのぼる赤城神社や、もっと古い築土八幡神社、斜面には若宮八幡神社など往古から続く寺社にも事欠かず、土日には街歩きを楽しむ人々が大勢やってくる場所だ。 そういう古い街には猫が似合うのだが、いるんだけどいないんだよね。猫が隠れる隙間がありすぎて、なかなか見つからない。そんな印象の場所だ。 そんな神楽坂に「粋なまちづくり倶楽部」とい