かつて、ゲームはゲームセンターで遊ぶものだった。それが家庭に入り、平成には1人に1台の時代を迎えた。 九州大大学院芸術工学研究院の松隈浩之准教授によると、家庭用テレビゲーム機は、任天堂が1983年に発売したファミリーコンピュータ(ファミコン)によって一気に普及した。平成に入り、ソニーが94年にプレイステーション(プレステ)を発売。据え置き型家庭用ゲーム機として初めて、全世界累計出荷台数が1億台を突破した。 さらに2004年には任天堂がニンテンドーDSを発売。携帯型のゲーム機の普及が進んだ。子どもたちが、外でゲームをする姿も日常となった。さらにスマートフォン用のゲームも広がり、16年にサービスを始めたポケモンGOは全国で事故も相次ぎ、社会問題になった。教育上よくないとの批判は絶えないが、それでも多くの人たちを魅了してやまない。 ◇ ゲームソフトを企画、開発する「サイバーコネクトツー」(福岡市