3月16日、第2次世界大戦の敗戦による撤退から70年、日本が再び南シナ海への関与を強めようとしている。南シナ海上空で昨年3月撮影(2015年 ロイター/Edgar Su) [東京 16日 ロイター] - 第2次世界大戦の敗戦による撤退から70年、日本が再び南シナ海への関与を強めようとしている。中国の軍事力が急速に拡大し、米国の影響力が相対的に低下する中、自衛隊が活動範囲を広げてこの海域の力の均衡が崩れるのを防ぐ狙いだ。 フィリピンやベトナムをはじめ、中国と領有権問題を抱える周辺諸国との共同訓練を本格化するほか、警戒監視能力の向上につながる防衛装備品を供与、いずれは自衛隊が哨戒活動をすることまで視野に入れている。 <訪問部隊地位協定も視野> 1月下旬、都内で開かれた中谷元防衛相とガズミン国防相の会談で、フィリピン側は日本に中古の「P3C」の供与を打診した。P3Cは「潜水艦キラー」と呼ばれる海
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