インターネット上の通信を暗号化するTLSの普及を目指し、無料サーバ証明書を発行する非営利認証局(CA)のLet's Encryptは7月6日、1つの証明書で複数のサブドメインの暗号化を実現できる「ワイルドカード証明書」の発行を2018年1月から開始すると発表した。「HTTPSの100%普及に向けた進展を加速させたい」としている。 ワイルドカード証明書は、ベースドメインのサブドメイン(例えば*.example.com)で無制限に利用できる。管理者は1つの証明書と鍵の組み合わせを、1つのドメインとそのサブドメイン全てに使うことができ、「HTTPSの導入がはるかに容易になる」とLet's Encryptはいう。 ワイルドカード証明書は、ACME v2 APIエンドポイント経由で無料にて提供する。当初はDNS経由のベースドメイン認証のみをサポートするが、いずれは追加的な認証オプションも検討するかも
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