地球からおよそ38万キロ離れた月の軌道上に、新たに建設する計画の宇宙ステーションについて、NASA=アメリカ航空宇宙局などは、各国がどの部分を担当するのかをまとめた案を発表し、日本は、宇宙飛行士の「居住棟」を担当することになりました。 NASAと日本のJAXA、それにESA=ヨーロッパ宇宙機関などは、月の軌道を周回する宇宙ステーションを、7年後の2026年を目標に建設する計画を進めていて、11日、各国の分担案を発表しました。 「ゲートウェイ」と呼ばれるこの宇宙ステーションは、大きく分けて10の部分や装置で構成され、このうち日本はESAと協力して、宇宙飛行士が滞在する「居住棟」を担当することになりました。 日本はこのほかにもNASAと協力して宇宙ステーションに物資を運ぶ手段の開発を担う計画です。 NASAはことし10月から始まる2020年度の予算案に、新たな宇宙船やロケットの開発費用などとし