主なアメシスト産出地 スコットランド国立博物館で展示されているアメジスト・ジオード ローマ皇帝カラカラを彫刻した宝石彫刻(英語版)。古代エジプトの時代から彫刻の素材とされている。 アメシスト(amethyst)は、紫色の水晶である。紫水晶(むらさきすいしょう、むらさきずいしょう)[1]、紫石英(しせきえい)とも呼ばれる。amethyst の名は、古代ギリシア語の ἀμέθυστος(améthustos、酔わせない)に由来し、酔いを防ぐ効果があると信じられていた[2]。日本語ではアメジストと呼ばれることも多いが、原語の発音に従えば「アメシスト」がより正確である。 硬度は7。比重は2.65。組成はSiO2(二酸化ケイ素)。素焼きの陶板にこすりつけると白い条痕が残る。ハンマーなどで割ると貝殻状の断口が残る。 光沢はガラス光沢で、色は淡いライラック色から、濃紫色まで幅広い色合いがある。紫色の発色