押収した大麻草をコンテナ車に運ぶ捜査員=神奈川県座間市新田宿で2012年6月28日午後10時7分、長真一撮影 倉庫内で大量の大麻草を栽培するなどしたとして、神奈川県警藤沢北署は28日、自称同県藤沢市亀井野3、無職、海老沢勉容疑者(52)を大麻取締法違反(営利目的栽培・所持)容疑で現行犯逮捕した。「営利目的ではない」と一部否認している。 同署によると、海老沢容疑者は同日午前9時45分ごろ、同署を訪れ「大麻の栽培が嫌になった。案内するので自分を逮捕してほしい」と話したという。署員が同行して同県座間市新田宿の倉庫に行き、栽培中の大麻草約100株と乾燥大麻約30株分を見つけた。 広さ約100平方メートルの平屋建ての倉庫内には、水が流れるようにした管が張り巡らされ、大麻草が水耕栽培されていた。倉庫内に扇風機で大麻を乾燥させる別室もあり、同署は栽培から乾燥までを行う「大麻工場」だったとみて調べている。