世界の一体化(せかいのいったいか)では、世界の歴史において、交通や通信の発達などによって、諸地域間の分業システム(近代世界システム)が形成され、固定化され、また幾度か再編されたその全過程をあらわす。歴史事象としては、16世紀の大航海時代以降本格化し、現在もなお進行中である。グローバリゼーションと同義である[1][2]。 主として歴史学上および歴史教育における概念であり、日本における世界史教育では平成11年(1999年)以降学習指導要領のなかで基軸となる観点のひとつとして盛り込まれた。 世界の一体化とは[編集] 世界の一体化という言葉[編集] 1953年、鈴木成高は「世界の一體化」のなかでアーノルド・J・トインビーが文明史の立場からダ=ガマ以後をそれ以前と峻別し、近世に着目して世界の一体化の進展を論じていることに着目した。そしてジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』を例示しながら、コミュニ
![世界の一体化 - Wikipedia](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dc2f9fb4e587f8f37a12d5bde38864e1a26893d9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2F6%2F69%2FCoronelli_celestial_globe.jpg%2F1200px-Coronelli_celestial_globe.jpg)