民進党は5月20日、参院選の香川選挙区(改選数1)で推薦を決めていた岡野朱里子氏(42)の擁立を取り下げると発表した。共産党の新顔・田辺健一氏(34)を野党統一候補とする方針だ。野党が32ある1人区で共産系を統一候補とするのは全国で初めて。毎日新聞などが報じた。 7月の参院選について、民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党は1人区で野党共闘を進めており、香川選挙区では当初、香川選挙区には民進党が押す岡野氏が擁立されるとみられていた。 今回の擁立取り消しを受けて、民進党内部から戸惑いの声も出ている。香川県出身の衆議院議員、玉木雄一郎氏は21日、統一候補選びについて「共産党候補者との調整が決裂した」などとツイート。「共産党候補を推薦するようなことはありません」と綴った。