三重県を本拠とする三十三(さんじゅうさん)フィナンシャルグループ(FG)は30日、傘下の三重銀行(四日市市)と第三銀行(松阪市)を2021年5月1日に合併させ、「三十三銀行」をつくると発表した。三十三FGの会長、社長を務める両行頭取が午後に四日市市で会見し、詳細を発表する。 新銀行は第三銀行を存続会社にして、三重銀行を吸収合併する。経営効率化などがねらいといい、本店は三重銀行の本店所在地に置く。三十三FGの本店は松阪市のまま存続させる。 三十三FGは18年4月、県内のライバルだった三重銀行と第三銀行が経営統合して誕生。中核事業である銀行業については、FG発足から3年をメドに合併する方針を示していた。重複店舗の統廃合などを進めて事業基盤を固め、県内最大手の百五銀行(津市)などに対抗する力をつけることが課題になる。(山本知弘)
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