安倍晋三首相の14日の記者会見は、新型コロナウイルスの政府対策本部会合の前に行われた。緊急事態宣言の解除が正式決定しない中での異例のタイミングだ。会見直後に日程が入るのは5回連続で「早く切り上げるためでは」との臆測が広がる。 会見は午後6時に開始し、長谷川栄一内閣広報官が「次の日程があるので最後の質問に」と通告して計61分で終わった。本部会合は午後7時15~30分に設定されていた。 政府高官は「国会や自民党の日程が入り、物理的に時間が詰まってしまった」と説明する。だが、会見を遅らせて対策本部の後に開けば対応できたはずで、不自然な印象は拭えない。 首相の新型コロナ関連の会見は7回目だが、全て挙手する記者が残る中で終了した。2月の初回は36分で打ち切られ「まだ質問がある」などの声が噴出。最初の2回は直後に私邸に帰ったことも批判を浴びた。3回目以降は、会見後に外国首脳との電話会談などが組まれた。
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