◆ロンドン五輪アジア最終予選C組第4戦 シリア2─1日本(5日、ヨルダン・キングアブドラ国際競技場) GK権田修一(22)=F東京=が痛恨のキャッチミスを悔やんだ。前半19分の先制点、さらに1―1の後半45分、シリアDFサリハ(21)に30メートルのロングシュートを決められ決勝点を献上。「やってはいけないミス」と責任を一身に背負い込んだ。先発したFW永井謙佑(22)=名古屋=は五輪予選初ゴールを決めたが、勝利には結びつかず笑顔はなかった。 うつむく権田の目はうっすら涙でにじんでいた。「ホント申し訳ない。やってはいけないミス。チームメートがみんな体を投げ出していてくれて、それでいて一番後ろがこれじゃ…」と試合後、唇をかんだ。 最後の最後でゴールを守りきることができなかった。1―1の後半終了間際だ。DFサリハのロングシュート。両手でパンチを仕掛けにいったが、ドライブが利いたボールは、無情に