「森喜朗幹事長」構想 「晩節汚したくない」と断る(1/2ページ)2008年9月24日3時1分印刷ソーシャルブックマーク 自民党総裁に就任した麻生太郎氏が、最大派閥の町村派を取り込むための切り札にした「森喜朗幹事長」構想。首相まで経験した森氏は「晩節を汚したくない」と言って断り、幻に終わった。党運営の要となる幹事長ポストをめぐる麻生氏と森氏の駆け引きを検証すると――。 18日の午後。3日間のミクロネシア滞在を終えて帰国したばかりの森氏は、東京都内で安倍前首相と会うと、安倍氏がこう切り出した。「大変なことになっています。麻生さんが森先生に幹事長になってほしいと言っています」 名案だと思っていた安倍氏に対して、森氏は「そんなことでは出来レースだと思われる。私はそんな恥知らずではない」と言って、麻生氏に断るように伝えてほしいと命じた。 その直後、森氏は町村官房長官に対し「うちの派としては幹事長を取