2月5日、捕鯨船に向けて信号弾を発射するスティーブン・アーウィン号。(日本鯨類研究所提供)(写真:産経新聞) 日本の捕鯨船団を標的にする「エコテロリスト」たちがいよいよ攻撃態勢に入ろうとしている。米環境保護団体シー・シェパード(SS)のポール・ワトソン船長(59)は声明を出し、7日に寄港先のオーストラリアから、捕鯨エリアの南極海に向け抗議船を出港させると宣言した。「われわれの仕事は、殺し屋たちを止め、できるだけ鯨の命を救うことだ」と挑発しているが、日本側は「衝突しないようできる限りの措置を取る」とし、SSの攻撃を無力化するさまざまな作戦を用意しているようだ。(佐々木正明) [フォト]ステレス性を持つというシー・シェパードの船 例年、日本の調査捕鯨は12月から翌年3月ごろまで行われる。調査母船「日新丸」(8044トン)や目視採取船「第三勇新丸」(742トン)などの捕鯨船が隊列を組み、南極