なかなか眠れないときはどうすればいいのか。公認心理師の柳川由美子さんは「あえて手足の力を入れてから抜く『漸進的筋弛緩法』が効果的だ。さらに、身体がゆるんで気持ちがほぐれてきたら、『気持ちが落ち着いてきた』『のんびり~』などと声に出して言うと、より効果が高くなる」という――。
2022年10月の所信表明演説で、岸田文雄首相は個人のリスキリング支援に5年間で1兆円を投じると表明した。この施策は経済成長や賃上げにつながるのだろうか。パーソル総合研究所の小林祐児・上席主任研究員は「リスキリングを従来と同じ“工場モデル”の発想で考えているとすれば、確実に失敗するだろう」という――(第1回)。 いまなぜ「リスキリング」なのか 時代の変化が激しくなる中で、働く個人も学び、変化し続けることが求められています。「学び直し」「リカレント教育」など、これまでも生涯にわたる学習の重要性は長らく叫ばれてきましたが、2022年、それらに代わって社会人の学び領域の一大キーワードに躍り出たのが「リスキリング」です。 この言葉が注目されるようになったきっかけは2018年、世界経済フォーラムの総会、通称ダボス会議で提唱された「リスキル革命」ですが、遅れること数年、日本でもブームがやってきました。
40代を超えても脳が若い人、老化がどんどん進む人がいる。その決定的違いとは? 「脳をダメにする根本原因があるんです」と言うのは「脳の学校」代表の加藤俊徳氏だ。セブン‐イレブン限定書籍『45歳から頭が良くなる脳の強化書』からその驚きの仕組みを特別公開する——。(第1回/全3回) ※本稿は、加藤俊徳『45歳から頭が良くなる脳の強化書』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 「若いころは頭がもっとシャープだったのに…」 「最近、もの忘れが多くなった」「人の名前が覚えられない」「まったくアイデアが浮かばない」「集中できない」……40歳を過ぎてこんな実感をしたとき、あなたは「もう歳だからしょうがない」と考えてはいないでしょうか。でも、それは間違いです。 加齢によって脳の中の神経細胞が減ったり、記憶に関係する「海馬かいば」という部分が萎縮したりすることは現実としてあります。でも、脳の機能低下の
最初から「こども食堂」ではなかった ――「こども食堂」と聞くと、「食べられない子が行く“福祉っぽい”場所」というイメージが強いです。なぜでしょうか。 【湯浅誠さん(以降、湯浅)】「こども食堂」というのれんを最初に掲げたのは、東京・大田区にある「気まぐれ八百屋だんだん」の近藤博子さんといわれています。近藤さんが居酒屋の居抜きで借りた場所で野菜を販売し始めると、店に上がりかまちがあったことで客同士が自然とコミュニケーションをとるようになり、地域の開放スペースになっていったそうです。さらに「だんだん」では娘の勉強も兼ねて近所の子どもたちにも勉強を教える「ワンコイン寺子屋」や、大人の学び直しのイベントなんかもやるようになっていきました。 そんなとき、たまたま知人から「給食以外はバナナ1本で過ごしている子どももいる」という話を聞いた近藤さんが、子どもでも安心してごはんが食べられる場所としてオープンさ
「幸せ」を感じるとき、脳の中では何が起きているのか 「幸福になる方法」をお伝えするには、まず「幸福とは何か?」について考え、定義する必要があります。これが非常にやっかいで、古来、アリストテレスやソクラテスのギリシャ時代から、2000年以上にわたって論じられた重要な問題です。 「幸福とは何か?」について論じるだけで1冊の本になってしまうかもしれません。しかし、私は哲学者でも、社会学者でもなく、精神科医です。そして、脳科学研究も10年以上やっていました。ですから、私が論じるのはありきたりの「幸福論」ではなく、精神医学、脳科学に基づいた「実用のための幸福」となります。 正直、私は難しく考えるのが苦手です。だから、シンプルに考える。幸福というものを、もっとシンプルに考えられないのか? ある日、思いました。私たちが「幸せ」と感じるときに、脳の中ではどのような反応が起きているのだろう? そして、具体的
60点でアウトプットし「改善」していく ただ、すべてのプロセス上に「改善」というタームがあれば、初めは100点を狙うよりも、60点くらいの出来でアウトプットし、上司のアドバイスやさらなるインプットをして100点へとブラッシュアップしていくことができます。一人でウジウジ悩んでいる時間がなくなるため、仕事はあっという間に終わっていくでしょう。 このように「インプット×アウトプット×改善」を高速でサイクルさせる意識を持つことを、私は「IOK高速サイクル」と呼んでいます。あなたがもし、自分の仕事がなかなか終わらないと悩んでいるならば、「IOK高速サイクル」が回っているか、常に意識しておくべきなのです。 成果を上げるための必須条件「フォーカス力」 私が働くコンサルティング業界は、尋常ではない速さが求められます。顧客のニーズに応えるために、的確な情報収集をし、最適な戦略プランを提示し、それを即座に実行
「オフィスツール」を使いこなす人とは マイクロソフトオフィスのエクセル、パワーポイント、ワード。内勤の方は、これらのツールをよく使われていることと思います。僕はエクセルが比較的得意で、経営企画室に入ったときにはかなり習熟していました。 当時はまだまわりはそれほどエクセルを利用しておらず、中には電卓で出した数字をエクセルに入力している人もいるような状態でした。 そうした中でなぜ僕がエクセルができるようになったのかというと、入社1年目に「この中でエクセルが飛び抜けてできれば、自分の価値を高めることができるんじゃないか」と考え、時間があればエクセルをいじって、見積書やその他のツールを効率的に作り変えるといったことをやっていたからなのです。 便利な「エクセル屋」になってはいけない こういう仕事をしていると、どこかから噂を聞きつけて「うちの部門のシートも効率化できないかな?」「うちも、このデータをボ
「底辺校から東大へ行く子vs地頭がいいのに深海に沈む子」明暗決める12歳までの親の"ある行動" 頭のいい子の親が貫く地味習慣4つ 2 ルールありきの中での自主性を育む ケース:女性Bさん・文科3類2年、私立富士見中高(東京都)卒 Bさんの小学校の成績は「よくできました」が1~2個で、あとは普通。勉強面では「並」の子だった。親は子供に「勉強しなさい」と言うことはなく、教育方針は「何かを始める場合は基本的には子供の希望通りにさせる」というもの。 ただ、そこにはルールがあった。それは「中途半端はいけないので3年は続けて基礎を学ぼう」。Bさんの希望で始めたピアノもそろばんも、それほど上達したわけではなかったが、「うまくいかなくても諦めない」という教訓が東大受験時に生かされた。 東大生が育った家庭は総じてのびのびとした自由な家風だが、「何でもOK」ではない。「始めたら最低3年は続ける」のような家庭の
炭水化物を我慢してはいけない 私たち日本人は、長年「ご飯」を主食として食べてきました。しかし近年、糖質制限ダイエットがブームとなり、糖質を含んだ「ご飯」はダイエットの大敵とされています。 そのうえ、あたかも糖質(炭水化物)そのものが「からだに悪いもの」と見なされていることに、強い危機感を覚えています。これは間違いです。 炭水化物は、「からだに悪いもの」ではなく、「からだに絶対必要なもの」。炭水化物を食べなければ、人は健康になれません。 「炭水化物を食べて健康になる」と聞いて、腑に落ちない方もいるでしょう。しかし、もしあなたが今、からだに不調や病気を抱えていたり、なかなか体重が減らなかったりと悩んでいたら、ご飯やそば、パスタやうどん、ジャガイモといった炭水化物を、たっぷり食べていないことが原因かもしれないのです。 アメリカのスコット・サロモン博士らが25年にわたって15万人に行った調査では、
政府の分科会で新型コロナ対応にあたる尾身茂会長は「信念の男」だ。「GoToトラベル」の一時停止や帰省、忘年会・新年会の自粛など、その呼びかけには批判もあるが、動じるそぶりはまったくない。なぜ信念を貫けるのか。尾身会長の「激動の半生」とは――。 ※本稿は、プレジデントファミリー編集部『医学部進学大百科2021完全保存版』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 WHOの西太平洋地域トップを10年務める 2019年末から世界中で猛威を振るい、社会を大きく変えた新型コロナウイルス。世界が道なき道を進む中、日本国内でコロナ対策の旗手となったのが尾身茂氏だ。 新型コロナウイルス感染症対策分科会長として、年末年始の「GoToキャンペーンの一時停止」を政府に提言。国民に向けて感染リスクが高まる「5つの場面」への注意喚起、忘年会・新年会、帰省への自粛を呼びかけるなど、感染拡大防止に重要な役割を果たし
激アツのリーチがかかるだけで「ドーパミン」は出る 熱中する、ハマる、というイメージの強いパチンコですが、なぜ人はパチンコにハマるのでしょうか? その前に、今のパチンコの遊び方を簡単に説明しておきましょう。 まず、玉を弾いて盤面中央にあるスタートチャッカーを狙います。ここに玉が入るとデジタルが変動し、数字が3つ揃えば大当たり。たくさん玉が払い出されます。 ですが現行のパチンコは大当たり確率300分の1前後が主流です。ただ大当たりを待つには退屈すぎます。 そこでメーカーは人気アニメや漫画とタイアップしてデジタルを液晶化し「味方が勝てば大当たり」といったリーチ演出を付け、さらに「アニメの名場面が流れたら該当変動の大当たり期待値が上昇」といった予告を出すことで、大当たりまでの間を持たせており、高期待値のリーチ演出はユーザーの間で“激アツ”と呼ばれています。 大当たりの際には、興奮物質のドーパミンが
体の不調を引き起こす足の形は10歳で決まる 「ひざを閉じて座れない」「O脚で足が開いていてミニスカートやスキニーパンツをはくのが恥ずかしい」。そんな悩みを抱えているのは、実は大人の女性だけではないらしい。平均身長が伸び、スラリと足の長い子供が増えている一方で、O脚の子供が増えているのだ。 カサハラフットケア整体院院長としてこれまでに10万人以上の足を診察し、足と健康との関係を追究してきた笠原巖先生。「一生の足の形は10歳前後までに決まってしまう」と先生は断言する。 「O脚のままでは姿勢も全身のバランスも悪くなり、あちこちに不調が出てくる。それは大人も子供も同じこと。現在O脚に悩み、肩コリや首コリ、頭痛、冷え症などといった不調を訴えているお母さんも、元をただせばその不調は子供のころから始まっていたのです。だからこそ、10歳までの時期はとても重要です」 まずイラストにある、6種類の足の形を見て
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