この世には恐ろしいことが起こりうる。たとえば、トレードペナントの二年目で、29勝110敗1分という結果に終わり、確認したら成本年秀が110試合に登板していた、というような、そんな恐ろしいことが起こりうる。 リアルタイム思考記述。考えたことを書く。 新歓のとき、ふとした拍子で、評論のことが話題にのぼったことがある。その話になったのは、確か女の子二人組だったと思うが、誰だったかは覚えていない。今も残っているか、いないかも、覚えていない。 で、女の子の片方、あるいは両方だったかもしれないが、こんな内容のことを云った。「批評家なんて小説が書けないから嫉妬して作品をけなしてるんでしょう?」 僕は反論を試みたと思う。たとえば野崎六助のことを口に出してみたり、小説と批評というのはお互いを補完してどうこうとか、そんな死んでしまえばいいようなことをわけもわからず口走っていたと思う。 僕がミステリを読み始めた