私立明晴学園の入学式で、中学部の新入生たちは手話の拍手で迎えられた=9日午前、東京都品川区、川村直子撮影入学式の後、教室で教科書を受け取り、先生と手話で話す中学部の新入生たち=9日午前、東京都品川区の私立明晴学園、川村直子撮影 すべての授業が手話で行われる日本初のろう学校、私立明晴学園(東京都品川区)の中学部が9日、開校した。7人が入学し、みんなでテープカットをして祝った。 「自分たちの言葉」である手話で学ばせたいと、ろう児の親や若いろう者らが中心となって2008年に幼稚部と小学部が出来た。中学部開設も当初からの目標だったが、資金が不足。約3千万円を募金で集めた。 7人はみな小学部の卒業生。グレーのブレザーの制服は自分たちで選んだ。先生は、英語も手話で教える。 斉藤道雄校長は「将来どんな大人になるのか、働くとはどういうことか、子どもたちがイメージできるように支えていきたい」と語った