子供がどんな給食を食べているか知っていますか? 「おいしそう」と思う一方で、「この組み合わせはちょっと」と疑問を抱かざるを得ない献立が頻繁に登場する学校もある。子供が毎日何を食べているか、親の目から一度チェックしてみてはどうだろう。(平沢裕子)健全な食生活を チョコチップパン、メロンパン、抹茶きんときパン…。これらの菓子パンは、実際に学校給食の主食として出されたものだ。 全国の変な給食献立を再現し、検証した『もっと変な給食』(ブックマン社、1400円)の著者で管理栄養士、幕内秀夫さん(58)は「僕らが子供の頃は脱脂粉乳にコッペパンだった。その後、食パンが出るようになり、最近は菓子パンが増えた。家で食べるのは構わないが、給食で主食にすべき食べ物でしょうか? 明らかに子供におもねる献立としか思えない」と指摘する。 幕内さんは平成21年12月、『変な給食』(同)を出版。同書をきっかけに献立の改善