前橋市で15日に観測史上最高の73センチの積雪を記録した群馬県内では、14日からの大雪の影響とみられる死者が7人になった。 群馬県警によると、同県伊勢崎市東本町の事業所では、長さ5メートル、幅2メートルの渡り廊下が雪の重みで落下、小型ショベルカーで除雪作業をしていた社長の井関克義さん(56)が下敷きになっているのが15日夜に見つかり、井関さんは病院で死亡が確認された。 ほかにも車庫の倒壊で富岡市の男性(79)と藤岡市の男性(53)が死亡、前橋市ではビニールハウスが倒壊して農業の男性(66)が死亡した。山間部の川場村、中之条町、長野原町では30~70代の男性3人が車の中で倒れているのが相次いで見つかり、死亡が確認された。一酸化炭素中毒などが原因とみて県警が調べている。