京都大学名誉教授の福島雅典氏が新型コロナワクチン後遺症の調査結果についての 論考 を、月刊「文藝春秋」4月号で発表しました。その内容について、早くも多くの読者のみなさんから反響が寄せられています。16ページにわたる論考の一部を特別に公開します。(取材・構成 秋山千佳・ジャーナリスト) 【画像】日本国内においてコロナワクチン接種後、急に発症するなど、医学学会で報告や検討された疾患(2021年12月~2023年11月) ◆◆◆ 少なく見積もっても万単位の人が苦しんでいる事実 従来の医学の常識からすると信じがたいことが起きている――。これが、新型コロナウイルスワクチン接種後の健康被害を調べてきた私の偽らざる思いです。 一例を挙げましょう。 ある28歳の会社員男性は、基礎疾患がなく、直近の健康診断の総合判定はAでした。ところが2021年11月、ファイザー社製ワクチンを2回目接種した5日後に死亡。亡