(前回のあらすじ) 国際列車の中で会った美女は高身長のドイツ人。食堂車内の男たちがしつこく話しかける中、ドイツ語がわからず黙りこくっていた私をテーブルに誘う。テーブルは小さく、向かい合って座ると膝と膝がくっつきそうなくらいだ。どうでもいいがこの人、身長は私と同じくらいなのに座高はずっと低い。さてそれはともかく、詐欺師か美人局か。 女性「どうしてもお話ししたかったことがあるんです。実は……」 スイスまでの電車代が足りないから3万円貸せ、それとも、病気の父の治療費が、と来るか。他の男性陣から隔離された私はかなり緊張していた。 女性「ボーイフレンドのことなんですが……」 私に彼氏になってくれとでも言うんですか。さらに詐欺的な臭いがした。お嬢さんそれはいけません。 女性「実はボーイフレンド、日本人なんです。相談に乗ってほしくて」 だから私に声をかけたんですね。ちょっと拍子抜け。 女性「朝ごはんに何
不平等国家 中国―自己否定した社会主義のゆくえ (中公新書) 作者: 園田茂人出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/05メディア: 新書購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (22件) を見る 政策決定にも影響力を持つ中国の社会学者たちと広い親交を持つ筆者が、豊富な一次データを駆使して現代中国社会の階層分化を分析。とりあえず重要と思われる点をメモ。 ・中国社会の「不平等」の象徴としてとりあげられることが多い都市の出稼ぎ労働者だが、実際はそれまでの農村での生活に比べれば確実に暮らしがよくなっているので、それほど不満は感じていない。したがって彼(女)らの生活への不満から何らかのカタストロフィーが生じる可能性は非常に低い。 ・しかし、出稼ぎ労働者も都市生活が長くなればなるほど、具体的な不満を募らせる傾向にある。 ・都市住民の中では、低所得者層の方が外来人口の流入に対
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く