米大統領選の共和党候補トランプ氏(70)によるわいせつな会話が暴露された問題で、共和党内から不支持表明や選挙戦撤退を求める動きが顕在化した。投開票日まで残り1カ月の時期に、約30人の議員が「反トランプ」を宣言する異常事態に。民主党候補のクリントン氏(68)との第2回討論会を9日(日本時間10日)に控え、トランプ氏は正念場を迎えている。 この問題は、トランプ氏が11年前、テレビの収録番組に向かうバス内で、既婚女性に性的関係を迫った話を、「スターなら何でもできる」などと下品な表現で説明していた会話が、米紙報道で明るみに出たもの。 トランプ氏は8日に「自分の言動を後悔している」と謝罪したが、共和党からは批判の声が出ている。 これまで支持していた党重鎮のマケイン上院軍事委員長は声明で「性的暴行を自慢するような態度で、支持を続けるのは不可能だ」と表明。党幹部のスーン上院議員もツイッターで「トランプ氏