宇宙は太陽と同じ物質でできている?X線天文衛星「ひとみ」の観測で判明 2017/11/15 宇宙開発 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月14日、X線天文衛星「ひとみ」の観測データを解析した結果、地球から2億光年以上離れたペルセウス座銀河団のガスが太陽と同じ物質でできている可能性が高いという研究結果を発表、科学雑誌「ネイチャー」に掲載した。宇宙の成り立ちを解明する手がかりがまたひとつ発見された。 でき方が違えば、物質も違う 宇宙が同じ物質でできていると言われても、そもそもどういうことなのかわかりにくい。 宇宙が誕生したとき、物質は水素とヘリウムしかなかった。その後、宇宙に星が誕生して核反応が始まり、超新星爆発を起こすなどして宇宙には様々な物質が誕生した。太陽も地球も人間の身体も、このような星の爆発で宇宙に飛び散った星のガスが集まってできたものと考えられている。 このような星の爆発にはい
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