魔女の旅々
『ロード・オブ・ザ・リング』に登場するキャラクター、ゴラムにちなんで名付けられたゴラムスネークヘッド。新たに設けられた科に属する魚2種のうちの1種。(PHOTOGRAPH BY RALF BRITZ) インド南部の地下水に生息するライギョに似た魚が、新たな科に分類されることになった。新しい科の通称は「ドラゴンスネークヘッド」だ。彼らは原始的な「生きた化石」の一種であり、最も近縁なライギョのグループから、1億年以上前に枝分かれしたと見られている。 魚類で新しい科(種、属の上に位置する分類学上のカテゴリー)ができるのは非常に珍しいと語るのは、ドイツ、ドレスデンにある動物学博物館ゼンケンベルク自然史コレクションの魚類学者で、研究を主導したラルフ・ブリッツ氏だ。例えば人類が属するヒト科には、チンパンジー属、オランウータン属、ゴリラ属などがいるように、たいていの場合、科にはさまざまな種が多数含まれる
1万年以上も昔、現在の米ニューメキシコ州ホワイトサンズ国立公園内で、女性または若い男性が幼い子どもを抱え、泥に覆われた大地を徒歩で往復した。彼らの足跡から過去の世界が垣間見えてきた。(COURTESY OF NPS AND BOURNEMOUTH UNIVERSITY) 1万年以上も前のこと。1人の女性あるいは若い男性が、幼子を腰に抱え、せきたてられるように北へ向かっていた。現在の米ニューメキシコ州ホワイトサンズ国立公園でのことだ。泥の中を滑りながら裸足で歩く彼らの顔には、雨が打ちつけていたかもしれない。 途中、子どもをいっとき地面に下ろしながら、2人の旅は続いた。ついたばかりの彼らの足跡の上を、マンモスやオオナマケモノが横切って行った。何時間かして、旅人は南に向かって同じ道を戻って来た。今度は、子どもを連れていなかった。 時は過ぎ、現代の科学者たちが、1.5キロメートル以上におよぶこの往
こちらからの触発。 togetter.com 1930年、昭和5年ぐらいの話であろう、と言われるが、詳細な記録は残っていない。 部屋に雑然と、しかし膨大に積まれた資料の中に、その、日本最高の知性はいた。布団を頭からかぶり、足だけを出している。 その夫人が、さすがに咎める。「あなた、せっかく東京からお偉い方々がいらっしゃったのに」 猫楠 柳田国男と南方熊楠「わしはこのほうが頭がさえるんじゃ」 猫楠(Neko―gusu) 上―南方熊楠の生涯 作者:水木 しげる講談社Amazon猫楠 下―南方熊楠の生涯 作者:水木 しげる講談社Amazon 「あ、いやいや奥様そのまま。わたくしたちは、はじめてお会いした時もこうでしたね。爾来、これが正式な面会作法ということです」 紳士は、どちらかというと、同行した軍人らしき人物数名に、この空前絶後の無礼者の奇行を理解してもらうために、やや説明口調の大声で語った。
「蒸発」や「Wの悲劇」などの推理小説で知られ「ミステリーの女王」と呼ばれた作家・夏樹静子さん(1938~2016)の福岡市の自宅から、米国を代表するミステリー作家エラリー・クイーンの直筆書簡が2通見つかった。1通には俳句が、もう1通には創作論がしたためられ、研究者は「クイーン唯一の俳句だろう。非常に貴重な書簡」と高く評価する。 ミステリーに詳しい福岡市の詩人・二沓(にとう)ようこさんが、2018年から夏樹さん宅の資料を調査する中で、1977年10月11日と翌12日に自筆で記された書簡を書斎の文箱から見つけた。 「Yの悲劇」などで知られるクイーンは、共作したダネイとリーのいとこ同士のペンネーム。リーは71年に死去したため、夏樹さんは77年9月に光文社などの招きで初来日したダネイ夫婦と出会った。このとき、共に京都を旅し、以後も鎌倉や北欧などで親交を育んだ。二沓さんは「夏樹さんは若手だったが、英
患者から分離された新型コロナウイルス粒子の透過電子顕微鏡写真。CDCの新たな報告書は、21歳未満の致死的なCOVID-19症例を分析。その大半は、小児多臓器炎症症候群(MIS-C)と呼ばれる症状に由来していた。(Image by NIAID) 2020年2月以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した米国の子どもは74万1000人におよぶ。 幸いなことに、その大半は比較的症状が軽く、また感染した子どもの16〜45%は無症状とも言われる。一方で、このグループ(21歳未満)の子どもたちは、「小児多臓器炎症症候群(MIS-C)」と呼ばれる重篤な疾患を発症することがある。 MIS-Cの初期症状には、発熱、発疹、腹痛、下痢、嘔吐などが含まれる。急ピッチで進められた数カ月におよぶ研究のおかげで、当初は原因がわからなかったさまざまな症状を、明確な疾患として特定できるようになった。 MIS
「紙」に印刷すると間違いに気づく理由(リコー経済社会研究所)「反射光」と「透過光」の性質の違い。反射光で文字を読む際には、人間の脳は「分析モード」に切り替わる。画面から発せられる透過光を見る際、脳は「パターン認識モード」になるhttps://t.co/Bmfx0Tcr5q— 500drachmas (@500drachmas) 2020年9月15日 これは先月拡散されていた「リコー経済社会研究所」による記事だが、大事なことを先に言うならこの内容に科学的な根拠は何もない。 記事の中身をしっかり読めば、前世紀に行われた研究(つまりCRTディスプレイが液晶へ移行せず、Retinaディスプレイの端末も当然登場していない時代のもの)に対して最新研究のアップデートをしていないし、そもそも「脳科学者」の研究ではないことも分かるはずだ。 話題になっているこれ、本文を読んでもマクルーハンがそう言っています以
刃物を持って襲撃事件を起こした男が警察に射殺された英ロンドンのロンドン橋で、警戒に当たる騎馬警官(2019年11月29日撮影)。(c)DANIEL SORABJI / AFP 【10月19日 AFP】英ロンドンで2019年11月に刃物を持った男が2人を殺害、3人を負傷させた事件で、収監施設を離れて作業などを行う「デーリリース(一日解放)」中に現場に居合わせ、イッカクの牙で男を取り押さえた受刑者が、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の介入によって刑期を短縮される見通しになった。英PA通信(Press Association)などが伝えた。 2019年11月29日、ロンドン中心部のロンドン橋(London Bridge)でウスマン・カーン(Usman Khan)容疑者が事件を起こした時、スティーブン・ギャラント(Steven Gallant)受刑者は、更生した受刑者向けのイ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く