Image credit: Thirty Meter Telescope アメリカとカナダの大学連合が進めている国際プロジェクトである、口径30メートルの超巨大可視光・赤外望遠鏡「サーティー・メーター・テレスコープ(TMT)」の建設地が、ハワイのマウナケア山頂に決まったようだ。 TMTの建設地について、2008年5月にチリのセロ・アルマソネスとハワイのマウナケアの2ヶ所に絞られ、これまで審査が続けられていたが、委員会は大気条件や気温などから、最終的にマウナケアを選んだという。 今回の選定について、カリフォルニア工科大学のエドワード・ストーン博士は「我々が選んだ最終候補は間違いなく天文学を調査するための最も優れた2ヶ所である。最終分析では、大気条件や低い平均温度、乾燥した空気などから、委員会はマウナケアを選んだ」と述べた。 現在の予定では、TMTは2011年に着工し、2018年の完成を目指す