こちらによると、モルドヴァの住民向け公的書類を扱うRegistruは、モルドヴァ国外パスポートを、沿ドニエストルの住民に対して2013年に1.5万人、2014年に2.5万人、現在まで計7.4万人分、発行した。生体認証付バストポートは受領に二カ月かかる。また、沿ドニエストル住民に対しては、最初の旅券は無料で発行される。モルドヴァの政治評論家達は、今日の親ロ政策が変更され、沿ドニエストルがモルドヴァ国内空間化することが期待される、としている。 ---------- 沿ドニエストルの人口は公称50万人(実際はこれより少ない)、うち国外バストポートを必要とする層を考慮すると、かなりがモルドヴァ旅券所持者ということになる。ロシアに縛られて身動きが取れない沿ドニエストル指導部に比べ、住民達は実に柔軟だ。こうでなければ、生きていけない。まさに「ロシア旅券? 何それ、食えるの?」といったところだろう。
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