「がっこうぐらし!」観ました。なんかほんわか日常系のように見せて一話で凄いどんでん返しがあるという評判を聞いて。始まる前は全くノーチェックでしたが、まぁ、事前情報無かったらふつーにスルーしちゃうなこれは。 とりあえず観てもらえばわかると思うのですが、一話ラスト四分の急転ぶりはやはり驚嘆させられます。面白いなー。 ふと、以前阿刀田高がこんなことを書いていたのを思い出しました。 「私見を述べれば……そして、これはとても大切なことだと考えるのだが、どんでん返しはただひっくり返ればそれでいいというものではあるまい。大きくひっくり返って読者を驚かすことだけが第一義ではない。 どんでん返しの美学は、ひっくり返ったとたんに……そう、一条の光が射し込む、その光の中に、それまでには見えなかったもうひとつの人生が、もうひとつの人間性が鮮烈に映る、そこにこそあるのではないのか。」(阿刀田高「短編小説のレシピ