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ブックマーク / www.pressa.jp (5)

  • 超刺激的だが難解な本『なめらかな社会とその敵』が必読である理由

    鈴木健さんの新著『なめらかな社会とその敵』が出ました。たいへんな話題になっているようです。 とはいえこのは数式もバンバン出てくるし、貨幣の新しいシステムを理解するためにはそれなりの知識も必要とするし、人によってはかなり読みづらく感じるでしょう。ちょっと手を出しづらいなのは事実。値段も3200円とけっこう高いですしね。 しかしこのについては、私は全力で「これはいま読むべきだ」と推します。今後の民主主義がどうなるのか、どういう方向へとわれわれは考えていくべきなのかというテーマに興味のある人なら、必読だと思います。 なぜ必読なのかといえば、このは従来からよくある「社会はこれからどう変わる?」の類書と比べて、決定的な違いが一つあるから。その違いとは、こういうことです。 「今後の民主主義や経済の可能性を抽象論ではなく、実際にきわめて具体的かつ詳細に設計し、その具体的なビジョンを提示している」

    超刺激的だが難解な本『なめらかな社会とその敵』が必読である理由
  • 絶望しかない過酷な現実を、映画は救わない

    超話題になっている園子温監督の最新作『希望の国』を試写で観た。テーマは福島第一原発事故だ。 この映画を「反原発の映画」と見る人もいるだろう。あるいは媒体資料では「社会派エンタテインメントの傑作が誕生」などと書いてある。でも私はどちらの表現もピンと来なかった。この映画は実に終末的な暗示に満ちていて、もっとも適したことばを探すとすれば、黙示録だ。作は、救いのない日の黙示録である。 設定は、東日大震災から数年後の「長島県」。ここで再び大地震が起き、原発が破壊され、メルトダウンする。福島をモチーフにしたのが明白な設定だ。 お話は、三組のカップルを中心にして展開していく。まず夏八木勲と大谷直子の老夫婦。原発から半径20キロの強制避難区域のすぐ外側にある家で、事故後もひっそりと暮らしている。大谷直子は認知症をわずらっていて記憶が混乱しているが、平穏な生活だ。 二つ目のカップルは、老夫婦の息子(村

    絶望しかない過酷な現実を、映画は救わない
  • NIKE+ FuelBandで日々の運動量が自然に増えた

    先日、ある雑誌の座談会で水道橋博士と同席した。座談会が無事終わり、じゃあ全員で並んで写真撮影をーーとなった時、博士はささーっと素早く私のところに寄ってきて、こう言った。 「佐々木さんもフュエルしてるのね?」 そうして彼はポケットから、黒いプラスチックのリングを取り出して見せた。おお! 同じリングが私の左手首にもある。 「目標はいくつにしてる?」 「3000」 「おーっ、3000ですか。僕は2000にしてるんだけど」 「5キロぐらいランニングすると1500はすぐですよ」 「それは燃えるな! おれも3000にするか!」 と2人で小さく盛りあがったこのガジェットは、Nike+ FuelBand(ナイキプラス・フュエルバンド)である。3軸加速センサーを内蔵したブレスレット型の電子機器で、身体の日々の運動量を計測し記録することができる。 このガジェットに興味を持って購入し、1週間ほど使ってみた。結論

    nagayama
    nagayama 2012/10/04
    ほしい感じする
  • blog - なぜフリージャーナリストは震災後に劣化したのか?

    2000年代半ばごろまでは、ノンフィクションの書き手が仕事を覚え、ステップを上がっていくという仕組みが雑誌業界の中にあった。正社員として新聞社やテレビ局、大手出版社などに在籍していなくても、20代の右も左もわからないフリーランスであってもプロのライターとして独りだちしていくスキームがあったのだ。 典型的なパターンとしては、週刊誌の契約記者から論壇誌での単独記事執筆へという流れがある。この週刊誌の契約記者というのは、ジャーナリズム志望者の入り口としては恰好の職場で、仕事はきつくて汚いものの、取材仕事を覚えられるし、そこそこの収入も確保できた。たとえば大手総合週刊誌の契約記者なら、仕事を選ばなければ月額30〜40万円ぐらい稼ぐことは十分に可能だった。 大手出版社の場合、社員編集者はたいていは3つの分野に分かれている。「文芸」「報道」「マンガ」だ。文芸は小説。報道は週刊誌や論壇誌、それに新書とノ

    blog - なぜフリージャーナリストは震災後に劣化したのか?
    nagayama
    nagayama 2012/08/29
  • いま求められているネットメディアについてホリエモンと話した

    ※以下は7月9日(月曜日)配信のメールマガジン「未来地図レポート」201号から、特集記事のうちの1を全文転載したものです。メルマガは今月、通算200号を達成しました。サイトのmail magazineからお申し込みいただけます。なお7/9号のもう1の特集記事は「2ちゃんねる元管理人のひろゆきは逮捕されるのか?〜警視庁の捜査状況、その極秘情報について」。 インターネットはすべてを可視化する、と私は言い続けてきた。だが同時にいまのネットメディアの状況は、濃い霧の中をさまよっているような状況にもなっている。ネットメディアのマネタイズは困難で、個人ブログやツイッター、メルマガなどの圏域拡大によって苦境に立たされている商用ネットメディアは少なくない。 今後の課題は、このような状況を突破できるネットメディアが出現してくるだろうか?ということだ。そしてもしそのような可能性がまだあるのだとすれば、そ

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