NTTドコモが、夏モデルの「ツートップ」として重点的に販売している韓国サムスン電子の「ギャラクシーS4 SC―04E」(右)と、ソニーの「エクスペリア A(エース) SO―04E」(左)=5月15日、東京・銀座夏商戦向けの新端末の発表会で、韓国サムスン電子「ギャラクシー S4」を手に説明するNTTドコモの加藤薫社長=5月15日、東京・銀座 【高重治香、上栗崇】NTTドコモが携帯電話の夏商戦で、重点機種を二つに絞った「ツートップ戦略」が新しい契約者の獲得につながっていない。最大手ドコモの落ち込みは、携帯メーカーへの影響も大きく、業界再編も加速しかねない。 5日発表された携帯電話各社の6月の契約数で、NTTドコモの純増数(新規契約分から解約分を引いた数)が5カ月ぶりにマイナスに転落した。米アップルのiPhone(アイフォーン)を売るKDDI(au)とソフトバンクの好調ぶりが目立つ半面、ドコ