ブックマーク / econ101.jp (7)

  • オーター他「家庭環境の悪さは女子より男子に響く」(2021年6月11日)

    David Autor, David Figlio, Krzysztof Karbownik, Jeffrey Roth, Melanie Wasserman “Low-performing boys are particularly affected by family environment” VOXEU, 11 June 2021 初等学校においては、たとえば女子の方が男子よりも読解の成績が良い傾向にあったり、停学になるような問題行動を起こす可能性が低いなど、わずかなジェンダー格差が表れる。稿では、アメリカのフロリダ州のデータを用い、こうしたわずかな格差がその後の学業成果においては、中等教育の修了や高等教育への進学・卒業といった大きなジェンダー格差へとなぜ変わるのかを検討する。幼少期の家族環境が男子に及ぼす影響は異なり、特に学校成績や出席率で下位に分布する男子ほどそれが顕著であるこ

    オーター他「家庭環境の悪さは女子より男子に響く」(2021年6月11日)
    nagikoH
    nagikoH 2021/06/23
  • ノア・スミス「政府負債の危険なんて、誰もわかっちゃいない」(2021年1月22日)

    (ツイッター上でのアドバイスを受けて一部訳を変更しました) たぶん、経済学者はこの面白そうな問題を考えるべきなんだろう。 Noah Smith No one knows how much the government can borrow マクロ経済学で最も重要な疑問の1つ、それは変な話だけど経済学者が研究しない事を選んでいる疑問だ。その疑問とは、「政府はどれだけ安全に借りることができるか」。 じつのところ、この疑問への答えは誰も知らない。そして、誰も答えを知らないんだから、これが今、考えなきゃいけない特に重要な疑問なのかどうも誰も知らない。COVIDの救済支出の結果、合衆国の連邦政府負債がGDPの125%まで、2008年の金融危機前のGDPの60%くらいから急増してしまってるんだから、借り入れの制約について考える時なんじゃないのと、あなた思ってない?そしてバイデンがこれから数年、さらに赤

    ノア・スミス「政府負債の危険なんて、誰もわかっちゃいない」(2021年1月22日)
    nagikoH
    nagikoH 2021/01/31
  • マット・クランシー「都市はもはやイノベーションのインキュベーター(孵卵器)ではない」(2020年10月7日)

    Cities aren’t the innovation incubators they used to be Words by Matt Clancy, Works in progress, 7th October 2020 リモートワークは、長い間懐疑的に考えられてきており、パンデミックが終わってからもリモートワークが続くであろうことに、多くの人が疑問視している。しかしながら、ローカルワーク〔人と日常的に触れ合う労働形態〕の諸便益が既に減少していっているとしたらどうだろう? 今年に入って、多数の主要テック企業が、自社の業務の一部を永続的にリモートワークに移行すると発表した。COVID-19が業務に深刻な支障を与えたことの結果である。これに対して、コメンテーターや評論家らは、技術労働者を全米に分散させてしまえば、アメリカ技術産業の支柱の一つを弱体化させる恐れがあると警告した。こういった

    マット・クランシー「都市はもはやイノベーションのインキュベーター(孵卵器)ではない」(2020年10月7日)
    nagikoH
    nagikoH 2020/10/17
  • ブランコ・ミラノヴィッチ「不平等と新型コロナウイルス」(2020年9月15日)

    Inequalities and Covid-19 Posted by Branko Milanovic on Tuesday, September 15, 2020 不平等というのは様々である。所得と富の格差だけではなく、性別、人種、年齢、国内の地域単位などにおいても不平等は存在している。ニューヨークのような街を散歩していると、あるエリアから別のエリアへと歩いただけで格差が見て取れる。 そのため、(様々な形での)不平等とパンデミックの影響にしばしば関連性が見られるのは特に不思議なことではない。私が思うに、これはアメリカにおいて非常に明白であるが、おそらく南アフリカやペルー、チリ、ブラジル、インドと言った甚大な被害を受けた他の国においても同じである。 アメリカにおける健康格差の問題はよく知られた話である。オバマケアの後ですら3000万人近くのアメリカ人が未だ健康保険に加入していない。多くの

    ブランコ・ミラノヴィッチ「不平等と新型コロナウイルス」(2020年9月15日)
    nagikoH
    nagikoH 2020/09/26
  • ジョセフ・ヒース「左派の中心的課題は事前分配である」(2014年4月3日)

    The central challenge for the left in Canada Posted by Joseph Heath on April 3, 2014 「カナダにおける左派の中心的課題」 前回のエントリを読んだ人は皆、オンタリオ州におけるNDPの最近の政策(特にNDPが、切迫している集合行為問題の解決よりも、富の再分配を優先していること)に強い賛意を呼び覚ますのに、私が非常に苦労しているのに感づいたに違いない。前回の論題について考えたことで、私は最近読んだサミュエル・ボウルズの『不平等と再分配の新しい経済学』の冒頭の一節を思い出した。 社会主義、急進的民主主義、社会民主主義、その他平等主義運動が勃興を極めてきたが、こういった運動が成功したのは、希少性の問題へと取り組むのを可能としている経済戦略に、分配の公平性要求を組み込むのに成功した場合であった。土地の耕作者への再分配、

    ジョセフ・ヒース「左派の中心的課題は事前分配である」(2014年4月3日)
    nagikoH
    nagikoH 2020/09/01
  • ジョセフ・ヒース「インテリは保守の首相になぜヒステリーを起こすのか? その2:児童ポルノ規制を巡って」(2015年8月25日)

    Stephen Harper versus the intellectuals, part 2 Posted by Joseph Heath on August 25, 2015 | political philosophy, politics トム・フラナガン事件 〔訳注:トム・フラナガン事件とは、カナダで非常に著名な保守系法学者であるトム・フラナガンの「児童ポルノ」に関する発言を巡って起こった炎上騒ぎである。フラナガンは、2006年まではハーパーの法律顧問を努め、超保守の地域政党ワイルドローズ党の立ち上げに参加する等、非常に保守色が強い法学者である。フラナガンはカナダ先住民の法的権利の撤廃を主張していることもあり、左派の活動家からは非常に憎まれてる人物でもある。 2013年、フラナガンは大学で講演を行い、講演後の質疑応答で児童ポルノに関する法的規制について問われた際に、カナダの児童ポル

    ジョセフ・ヒース「インテリは保守の首相になぜヒステリーを起こすのか? その2:児童ポルノ規制を巡って」(2015年8月25日)
    nagikoH
    nagikoH 2020/07/09
  • ビル・ミッチェル「朝日新聞インタビュー完全版:東京にて」(2019年11月6日)

    Interview with Asahi Shimbun in Tokyo – November 6, 2019 先日、日旅行した際には、日の国会での大規模な講演を含む、様々な団体に対するプレゼンテーションを行ったが、多くの報道機関からの関心も寄せられることになった。これは良い兆候だ。紙媒体の報道記事のいくつかを翻訳版としてゆっくりと編集中だ。今日は、2019年11月6日に東京で行われた中道左派の新聞(朝日新聞)による私へのインタビューの翻訳版(私の注釈付き)をお届けする。朝日新聞は日刊紙で、日の5大全国紙の中の1つだ。朝日には興味深い歴史的過去があるが今日のこのブログエントリの主題ではない。記事は、冒頭で現代貨幣理論(MMT)を紹介した後、Q&A形式に移行している。エントリで掲載している回答は、朝日新聞の二人の記者のインタビューに実際に答えたものと、前日の東京での合同記者会見の

    ビル・ミッチェル「朝日新聞インタビュー完全版:東京にて」(2019年11月6日)
    nagikoH
    nagikoH 2020/07/04
    MMTの名付け親の人の話
  • 1